2008年 06月 20日
ズッキーニーの作り失敗談 |
ズッキーニーを栽培し始めて4~5年になるが、今年ほど酷いモザイク病により収穫できなかった年はない。
作り始めた頃からズッキーニーはうどんこ病、モザイク病が出やすいことは知っていたけれども、今までは発病は診たが酷くなく、侵された1~2株を即撤去して他は5~8段ぐらい収穫できていた。
それが今年は、1~3段に着果したが腐敗し、1株平均1果しか収穫できなかった。収穫開始から10目に、14全株モザイク病を発病し、株を引き抜いてみると株元は軟腐病に近い腐れが診られたので収穫をあきらめ、全株撤去し、所定の場所に集めた。
これまで毎年栽培して感じていたのは、成育・収穫時期が梅雨になるので、病気の出るのは避けられないのかと半分はあきらめていた。私が購入している某大手の種苗メーカーの栽培例でも、3~5月播種、定植、6~9収穫の作型のみの記載がないので、この作型で止むを得ないのかと思い、疑問を持たなかった。
そこで調べてみると、栽培型には概ね三つの型があることを知った。
1. 5月型→5/上播種→5/下定植→6~9月収穫
2. 7月型→7/中播種→7/下定植→8~11月収穫(降霜まで)
3. 8月型→8/上直播→ 9~11月収穫(降霜まで)
これで私のズッキーニー栽培の意欲が急に湧き上がった。ズッキーニーは、雨と高温多湿には弱く、高温乾燥には耐えると思うので、来年は、7月型と8月型に変更し、立派なズッキーニーの長期収穫に挑戦しょう。(種子は本日手に入ったので今年から挑戦することにする。)
ズッキーニーのモザイク病原菌はアブラムシが媒介するウィルスによって発病する。その媒介主のアブラムシの早春の発生がソラマメにあり→ズッキーニー・キュウリ・トマトと移る。(今年は圃場の改良のため作付けのズレのためズッキーニーとトマトが隣同士になり、トマトにもモザイク病が転移している。)
ソラマメに発生したときに徹底的にアブラムシは撲滅するので、ズッキーニーを他の栽培型に移動するとキュウリ・トマトもアブラムシの発生を抑えることがやり易くなる。
この結果、梅雨前後の夏作の手入れ管理が非常に楽になると思う。
モザイク病に侵されたズッキーニー
ズッキーニーは、カボチャ属であり、カボチャに化けた(戻った)ズッキーニー
となりのトマト> (18日未明の強風にも飛ばされなかった、雨避けのビ二ール傘)
by simizu2005
| 2008-06-20 10:19